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東海大学人工臓器・再生医療研究室は,心臓移植でしか治療法がない重症心不全を対象に,人工臓器技術と再生医療技術を融合した,次世代の人工心臓を開発しています.

研究室には,人工心臓開発に不可欠なCAD/CAMシステム,機械工作施設,生体適合性評価に不可欠な動物実験施設(主にラット),高性能顕微鏡システムさらには細胞培養装置と,人工臓器と再生医療の研究を実施するのに必要な設備を有しており,開発から簡単な動物実験まで一貫して行うことができます.秋田県立大学には開発に必要なコンピュータ解析を,人に近い条件で評価を行うため東北大学や東京大学にヤギを用いた動物実験を,それぞれご協力をいただいております.

最新ニュース

2014.12.30 東海大学人工臓器・再生医療研究室ホームページを立ち上げました.

2022.10.10 日本定常流ポンプ研究会学術集会2022を開催させて頂きます.
11月3日~5日に愛媛県民文化会館で開催する第60回日本人工臓器学会大会に併設して日本定常流ポンプ研究会学術集会2022を開催させて頂きます.工学系研究者が当番世話人を担当するのは8年ぶりになりますのでテーマを「定常流血液ポンプ技術の現状と今後の展開」としました.この間に人工心臓には様々な技術変革がありましたが,特にAbott社のImpellaをはじめとする超小型補助人工心臓が多数開発され臨床試験も始まっています.そこでシンポジウム「超小型補助人工心臓の現状とテクノロジー」では,現在の臨床での状況,世界のNew Deviceの開発状況,日本のNew Deviceの現状について情報交換と議論する場を企画しました.本研究会が定常流血液ポンプに関わる現状のCatch upと発展に多少なりとも寄与することができれば幸いと思っています.

2020.2.27 第48回人工心臓と補助循環懇話会学術集会は中止となりました.
大変に残念ですが,北海道での新型コロナウィルスの感染拡大で,参加される先生方の安全確保の保証ができなくなりましたので,第48回人工心臓と補助循環懇話会学術集会を中止することになりました.その後の対応は,下記大会HPで順次公開します.
http://c-work.co.jp/ahac48/

2019.10.6 北海道立月寒高等学校で訪問授業を行いました.
昨年に引き続き,9月26日に,「医学とテクノロジー」という題で,月寒高校1年生の生徒さん300人と御父母の皆様を対象に,大学模擬授業を担当させて頂きました.
最初に,高校理科では触れられていない物理基礎と医学の係わりをお話し,先端医療の実例として,人工心臓の現状についてお話しし,医師や看護師など医療系に進む皆さんに高校で学ぶ物理基礎の大切さをお伝えしました.昨年度の訪問授業終了後の生徒さんのたくさんの感想文をもとに,今年の訪問授業では動画を使った説明や,本物の人工臓器を生徒の皆さんに見て頂いて,生徒さんからの質問などいろいろディスカッションすることができました.またその後に感想文もお送り頂きましたので,今後の大学模擬授業に活かしていきたいと思います.

2019.9.28 生体医工学シンポジウム2019 ベストレビューワーアワードを頂きました.
この度,徳島大学で開催された生体医工学シンポジウム2019の投稿論文(雑誌・生体医工学に掲載)の査読をしたところ,ベストレビューワーアワードを頂いてしまいました.全く想定していなかったことで,さらに立派な額に入った賞状を頂き,大変に驚き,また恐縮しております.

2019.9.25 体内埋込み人工心臓用経皮的情報通信システムの総説論文が掲載されました.
体内埋込み人工心臓を体外より計測・制御することを目的とする経皮的情報通信システムの解説論文が日本AEM学会誌から出版されました.我々が開発してきた3種類の経皮的情報通信(電磁誘導方式,近赤外光方式,人体通信方式)についてまとめたものです.今月は紙媒体のみですが,しばらくするとOn-lineでご覧頂けるものと思います.
岡本英治,井上雄介,三田村好矩,完全埋込み型人工心臓システムにおける経皮的情報通信,日本AEM学会誌 27(3):296-301,2019

2019.9.13 開発している新しい補助人工心臓の論文が掲載されました.
この補助人工心臓は,直径12mm×長さ63mmと超小型であるにも係わらず,ヒトの左心室と同程度の仕事ができる優れもので,第2世代補助人工心臓の中では世界最小です.
論文タイトル:Development of rear‐impeller axial flow blood pump for realization of axial flow blood pump installed at aortic valve position. Artificial Organs43(9):828-833,2019

2019.8.9 第48回人工心臓と補助循環懇話会(AH&ACの会)学術集会のHPを公開しました.
この度,2020年2月に開催する第48回AH&ACの会学術集会の代表世話人を仰せつかり,大会HPを公開致しました.
植込み型補助人工心臓認定施設で活躍されておられる臨床系の先生方と人工心臓研究者との対話や,認定施設間の情報交換などを通し,補助人工心臓を植え込んでおられる患者皆様のQOLがより向上するよう,議論と交流の場にしたいと考えています.
日程 2020年2月28日(金),29日(土) 
場所:定山渓温泉万世閣ホテルミリオーネ
代表世話人(大会長):岡本英治
大会事務局:東海大学札幌教養教育センター内
演題募集 2019年11月18日~12月25日  参加登録 2019年11月18日~2020年1月31日
(参加者は皆さん,参加登録が必要です) 詳しい情報は下記HPをご覧ください.
第48回AH&ACの会学術集会HP 

2018.12.10  チタンメッシュに関する論文が公開されました.
3次元的に臓器や組織を再生する際に必要となる細胞外マトリックスのうち,唯一の金属製細胞外マトリックスがチタンメッシュです.元々は骨再生の細胞外マトリックスで歯科領域で研究されてきたものですが,チタンメッシュは金属であるが故に剛性と電気伝導性があることが特徴で,人工心臓の材料としても期待ができます.そこで,人工心臓の材料としてチタンメッシュを使用する際の組織誘導特性について検討した結果をまとめ投稿しておりましたが,今月に出版されました.これは大学院生修士課程で有村響子さんががんばってくれた成果で,有村さんの修士論文テーマでもあります.
論文タイトル:Histological investigation of the titanium fiber mesh with one side sealed with non-porous material for its application to the artificial heart system
著者:Eiji Okamoto,Kyoko Arimura, and Yoshinori Mitamura
雑誌名:Journal of Artificail Organs 21(4):486ー490

2018.12.8 第57回日本生体医工学会大会の開催報告が出版されました.
今年6月に開催した第57回日本生体医工学会大会の,大会長として開催を振り返っての報告「第57回日本生体医工学会大会を開催して」が,生体医工学56(3)に掲載されました.大会プログラムと抄録はJ-STAGEの生体医工学でご覧になれます.

2018.10.10 北海道立月寒高等学校で訪問授業を行いました
タイトルは「医学・生物と工学・物理ー医学とテクノロジーー」という題で,月寒高校1年生の生徒さん300人を対象に,高校理科では触れられていない生物と物理の係わりについて高校物理を題材にお話し後に,人工心臓を題材に先端医療とテクノロジーの係わりをご説明し,医療系に進む上での物理の大切さや,私のような基礎医学の研究者になる方法を説明しました.また臓器移植は,中学・道徳の授業で題材に取り上げられますが,心臓移植と人工心臓の最新状況についてもお話しし,大変興味をもって頂きました.

2018.7.9 第57回日本生体医工学会大会を無事に終了致しました.
第57回日本生体医工学会大会を1000名を越えるたくさんの先生方にご参加頂き,盛会の元に無事に終了することができした.大会にご参加・ご発表頂いた先生方,大会開催にご尽力・お力添えを頂いた先生方,皆様に心よりより感謝申し上げます.また大会のお手伝いた道内の大学の学生さんの皆さん,有り難うございました.
大会ホームページ http://www.c-work.co.jp/jsmbe57/

     

   

協力研究室

・東北大学加齢医学研究所・心臓病電子医学分野

・東京大学医用生体工学講座

・弘前大学理工学部機械科学科矢野研究室

関連学会

・日本人工臓器学会

・日本生体医工学会

・代用臓器再生医学研究会

米国人工臓器学会(ASAIO)

・国際連続流血液ポンプ学会(ISRBP)

このホームページのお問い合わせ先

東海大学札幌キャンパス 札幌教養教育センター
Sapporo liberal arts center, Tokai University
岡本英治  Eiji Okamoto
okamoto29@tsc.u-tokai.ac.(jp)
または,札幌キャンパス入学広報担当 011-571-5111(代表)
メールをお出しの際には,(jp)の()を外して下さい.

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